要注意!BOP!

BOP=B:ブリーディング O:オン P:プロービング=歯周ポケット検査後の歯肉からの出血

歯周病治療例を詳しく見る
BOP:プロービング後の歯肉からの出血

要注意!BOP! BOPは歯周組織の崩壊だけでなく、血管と身体を蝕む

BOPを無くすことが歯と血管と身体を若く健康に保つ秘訣

炎症のある歯肉は昜出血性で自然出血、あるいはわずかな刺激(咀嚼、歯ブラシ、ポケット測定など)を与えるだけで出血します。

細菌が血流に侵入して全身を巡ることを菌血症といいます。
特に、歯科領域の虫歯菌、歯周病菌などの細菌が原因で起こる菌血症を歯原性菌血症といいます。
歯肉炎や歯周病の歯肉は炎症により出血しやすくなっているので、ポケットプロービングという歯周組織検査の僅かな刺激や咀嚼による歯肉への刺激でさえ簡単に歯肉に傷がつき、出血(BOP)を起こし傷口から歯周病菌が血管内に侵入して歯原性菌血症を引き起こします。
(昔、「リンゴをかじると歯ぐきから血が出ませんか?」という有名な歯周病に効く歯磨き剤のテレビのCMがありましたね!)
歯原性菌血症は「たけしの家庭の医学」やNHKの「ためしてガッテン」などのテレビの健康番組や新聞などでよく取り上げられ今話題になっています。
歯周病患者の歯周病菌が血流に入り込むと歯原性菌血症という病名に変わり、血管に動脈硬化を起こしたり、全身疾患(心疾患、脳疾患、糖尿病、肺炎、アルツハイマー型認知症、自己免疫疾患など)を引き起こすリスクが高まります。

BOPを無くすことが歯と血管と身体を若く健康に保つ秘訣

炎症の原因は口腔内悪玉細菌である歯周病菌です。

 

歯周病菌の中でも特にレッドコンプレックスと呼ばれる菌種(P.g、T.d.、B.f.)は毒性が強く、歯周組織、血管、全身にダメージを与えます。

BOPを無くすことが歯と血管と身体を若く健康に保つ秘訣

レッドコンプレックスの有無はリアルタイムPCR法で解ります。

リアルタイムPCR法とは

血液(鉄分)がレッドコンプレックスであるP.g菌のエサ

血液(鉄分)はP.g.菌などの歯周病菌の餌(栄養源)となります。したがって出血があるとP.g菌は増殖し、活性化し、バイオフィルムの病原性が高まります。

BOPを無くすことが歯と血管と身体を若く健康に保つ秘訣

P.g菌は上皮の修復・閉鎖を阻害

P.g.菌は上皮バリアの修復・閉鎖を阻害し、出血が止まらず、血液を栄養源としてさらに増殖し活性化して難治化していきます。

BOPを無くすことが歯と血管と身体を若く健康に保つ秘訣

アルツハイマー性認知症、自己免疫疾患、臓器の老化にも関与

歯周病菌は動脈硬化、高血圧、脳疾患系、心血管系、肺疾患系、糖尿病、低体重出産、などとは以前から関係性が言われていましたが最近では歯周病菌の中でもレッドコンプレックスと呼ばれる菌種(P.g、T.d.、B.f.)を中心にがアルツハイマー型認知症、自己免疫疾患、臓器の老化などと関与していることが解っています。

BOPを無くすことが歯と血管と身体を若く健康に保つ秘訣

 

歯周ポケット検査後の歯肉からの出血をBOP(=ブリーディング オン プロービング)といいます。 BOPがあるとその歯周ポケット内壁・底より口腔内細菌の悪玉菌である歯周病菌が毛細血管内へと侵入し菌血症が起きます。 血液の中に細菌が侵入し、全身を廻る状態を菌血症と言います。

BOPを無くすことが歯と血管と身体を若く健康に保つ秘訣

菌血症は血管にダメージを与え血管と身体を老化させ様々な全身疾患を引き起こします。

歯周病菌は歯磨き、フロス、咀嚼で菌血症を起こす

歯周病患者は歯石取りや抜歯という医療行為のみならず、歯磨きやフロス、ましてや咀嚼といった日常生活でさえ菌血症を起こすことが解ってきました。

BOPを無くすことが歯と血管と身体を若く健康に保つ秘訣

危険!歯磨き、歯石取り

「リンゴをかじると歯から血がでませんか?」というCM

危険!歯磨き、歯石取り
若い方は知らない人が殆どでしょうが40代後半以上の方は殆どの方がご存知な有名なCMです。 歯槽膿漏用の歯磨剤のCMです。
リンゴをかじるという歯肉への刺激で出血があると歯槽膿漏:歯周病に罹っているというサインですよという意味です。

歯肉炎や歯周病に罹り、歯肉に炎症があると

BOPを無くすことが歯と血管と身体を若く健康に保つ秘訣

つまり歯肉への刺激の与え方は異なりますが歯肉炎や歯周病に罹っていている炎症がある歯肉は健康な歯肉では出血しないようなわずかな刺激で出血します。
実はこの出血が問題なのです。

活動期の歯周ポケットと休止期の歯周ポケット

歯周ポケットの深さが同じ値なのに出血する歯周ポケットと出血しない歯周ポケットがあります。

BOP(−)歯周ポケット測定後に出血しない歯肉

BOPを無くすことが歯と血管と身体を若く健康に保つ秘訣

BOP(+)歯周ポケット測定後に出血しない歯肉

BOPを無くすことが歯と血管と身体を若く健康に保つ秘訣

BOPを無くすことが歯と血管と身体を若く健康に保つ秘訣

出血する歯周ポケットは出血しない歯周ポケットと比べまさに歯周ポケット内の歯周病菌が活発に活動し病原酵素を産生しながら歯を支えている歯肉や歯槽骨からなる歯周組織を破壊し、菌血症を起こしながら歯周病が勢いよく進行している状態です。

BOPを無くすことが歯と血管と身体を若く健康に保つ秘訣

血液を栄養素として歯周病菌が増殖します。中でもP.g.菌は血液中の鉄分を栄養素として著しく増殖し、バイオフィルムの病原性が高まります。P.g菌は上皮バリアの修復・閉鎖を阻害するので出血が止まらず、血液を栄養源としてさらに増殖し活性化して難治化していきます。

BOPを無くすことが歯と血管と身体を若く健康に保つ秘訣

歯周病菌は動脈硬化、高血圧、脳疾患系、心血管系、肺疾患系、糖尿病、低体重出産、などは以前から関係性が言われていましたが最近では歯周病菌の中でもレッドコンプレックスと呼ばれる菌種(P.g、T.d.、B.f.)がアルツハイマー型認知症、自己免疫疾患、臓器の老化と関与していることが解っています。 

BOPを無くすことが歯と血管と身体を若く健康に保つ秘訣

 

そして歯周病菌が歯周ポケットより毛細血管内に侵入し菌血症を起こして血管と身体にダメージを与えているのです。

血管・身体にダメージ

「人は動脈とともに老いる」と昔から言いわれます。
これは17世紀の英国の内科医Thomas Sydenham(1624-1689)が残した言葉です。
この歯周ポケット時の出血であるBOPを無くしていくことが血管と身体を若く保つ秘訣なのです。

歯周組織精密検査表で定期的な検査

磨き残しが続けばBOPを起こし、BOPが続けば歯周病が進行し歯周ポケットが深くなります。     
一時的な磨き残しはBOPを起こしません。

BOPを指標として歯と血管と身体の健康・アンチエイジングを考えていくことが重要!

このことは、歯周組織精密検査表の経時的変化で解ります。

治癒:カラフル(悪い)→モノトーン(良い)
悪化:モノトーン(良い)→カラフル(悪い)

歯周組織精密検査表の見方

BOPを無くすことが歯と血管と身体を若く健康に保つ秘訣

カラフルなほど悪く、モノトーンなほど健康です。色の移り変わりを参考に3ケ月に一度の定期検診ごとに磨き残し、BOP、歯周ポケットの深さの3つの移り変わりを把握し、改善に努めることが血管と身体の老化防止の秘訣です。

歯周病菌の退治こそ真剣に取り組まなければならない

もし、エイズウィルス(約0.000000x%)や、肝炎ウィルス(約3%)や、ピロリ菌(約50%)など

BOPを無くすことが歯と血管と身体を若く健康に保つ秘訣

の感染が疑われるときに多くの人は、感染を確かめるために検査をし、感染を起こしていたなら、治療をしてエイズの発症や肝硬変、肝臓がん、胃潰瘍、胃がんなどにならないように菌やウィルスを退治するでしょう。
しかし、歯周病菌においては血管や身体に対する危険性や怖さの認知度が低く、しっかりとした対応がなされていないのが現状です。
エイズウィルスや肝炎ウィルスやピロリ菌よりもはるかに歯周病菌は、感染率(殆どの成人が感染)が高く、ターゲットとなる臓器が肝炎ウィルスは肝臓、ピロリ菌は胃と一つなのに対して

ターゲットは一つ 感染率低い(歯周病菌よりも)

歯周病菌は血管、心臓、脳、肺、子宮、腎臓、肝臓、膵臓、関節、皮膚など多くの臓器に関与しています。
特にレッドコンプレックス(リアルタイムPCR法でわかる)の感染がある場合には確実に退治しておく必要があります。

 

エビデンスが整い、これだけ多くの人が感染をし、多くの臓器に重篤な悪影響を及ぼしているということが明らかになった歯周病菌なのにその怖さの認知度がまだまだ低く、殆どの患者さんも気にかけておらず、殆どの歯科医院でもレッドコンプレックスを対象としてきちんとした対策を受けられないのが現状です。

歯周病菌こそが定期的に徹底的に検査をし、レッドコンプレックスに感染していれば、除菌しなければならないのです。

参考文献
the Quintessence.Vol.33 No.3/2014

このページのトップへ

中垣歯科医院モバイルサイト