睡眠時無呼吸症候群とは

上気道に空気が通る十分なスペースがないと、呼吸が止まってしまいます。
上気道のスペースが狭くなる要因としては首・喉まわりの脂肪沈着や扁桃肥大のほか、舌根(舌の付け根)、口蓋垂(のどちんこ)、軟口蓋(口腔上壁後方の軟らかい部分)などによる喉・上気道の狭窄が挙げられます。

現代人は咀嚼回数の減少などにより、顎の発育が妨げられ、歯列弓や顎が小さくなる傾向にあり、気道が狭くなり閉塞しやすくなっています。
肥満傾向にある現代人は、さらに気道が狭くなり、閉塞しやすくなっています。

気道確保
救急蘇生時、
下顎を前方に挙上するのは
気道を確保するため
です。

「仰向けに寝るといびきをかくのに、横向きになるといびきをかかない」のは、仰向けで寝た時に気道が狭くなっている証拠。特に仰向けの場合は舌の付け根(舌根)などが上気道に落ち込みやすくなります。睡眠中は筋肉が弛緩するので、ただでさえ無呼吸が起こりやすい状態になるのです。

飲酒が重なると、さらに筋肉が弛緩するので舌根沈下を起こし、上気道を閉鎖し、無呼吸は重症化します。上気道に十分なスペースがあるときには問題ないのですが、上気道が閉塞してくると狭い隙間を空気が通ろうとするので、音、つまり「いびき」が生じます。そして上気道が完全に塞がれてしまうと空気が通る隙間がなくなり、「無呼吸」になるわけです。

睡眠中の酸素不足による脳や身体へのダメージ

本来、睡眠は日中活動した脳と身体を十分に休息させるためのもの。
その最中に呼吸停止が繰り返されることで、身体の中の酸素が減っていきます。すると、その酸素不足を補おうと、身体は心拍数を上げます。寝ている本人は気付いていなくても、寝ている間中脳や身体には大きな負担がかかっているわけです。脳も身体も断続的に覚醒した状態になるので、これでは休息どころではありません。
その結果、強い眠気や倦怠感、集中力低下などが引き起こされ、日中の様々な活動に影響が生じてきます。

当医院の無呼吸症候群の治療 C-papからの脱却をめざす!

睡眠時無呼吸症候群は脳と心臓と身体の緊急事態!
とりあえず、C-pap装着にて
緊急に脳と心臓を休息させなければ危険です。

 

とりあえず、早急にC-papを装着し、睡眠時の気道を確保し、脳と心臓と身体を休息させ、
危険な状態を回避します。

食事指導、運動によるダイエットで無呼吸症候群の改善を目指します。
そして、許容範囲に改善すればC-papを外し終了。(経過観察)

ダイエットに失敗、あるいはダイエットに成功しても、解剖学的に気道が狭く、無呼吸症候群が許容範囲を上回る場合、無呼吸症候群対策マウスピースを装着し、C-papからの脱却を目指します。

無呼吸症候群治療 C-pap → ダイエット → 無呼吸症候群対策マウスピース

気道が閉塞した時に、下顎を前方に突き出し、気道を確保します。
C-papを装着し続けると自力で下顎を前方に突き出す筋力が衰え(廃用萎縮
C-pap無しでは十分な睡眠がとれなくなります。
当医院ではダイエット、マウスピースを用いて
C-papからの脱却を目指します。

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