2017.02.02

病気にならないための歯科医療

病気になったら病院にいく。

病院では、病気を治療する。

それが今までの医療の常識でした。

 

従って、日本の医療の中心である保険診療は、

病気で困った人を皆で助け合う仕組みになっています。

 

つまり、病気でなければ(病名がついていなければ)、基本的に保険診療は適応されません。

 

歯科医療においても、

これまで、虫歯や歯周病などの病気に対して、治療する場合に保険が適応されました。

しかし、昨年の保険診療の改正では、一部予防に関することに保険適応が認められました。

 

これは、歯科疾患を予防することが、

生活習慣病を始めとする様々な病気の予防につながり、

医療費全体としては、抑制されることが期待されているからです。

 

これから求められているのは、

病気になってから治療するという医療ではなく、

病気にさせないための医療だと言えます。

 

その一つとして、私は歯科医院での未病ケアが必要だと考えています。

 

健康な方がいきなり病気になるわけではなく、

その前に未病という段階があります。

 

未病とは、まだ病気でないけれど、放置すると病気になってしまうと予測される状態を言います。

 

この未病の段階を察知し、病気にさせないで健康に戻す取り組みをしていく必要があります。

 

当院には、昨年、約1600人程の方が、予防処置(メインテナンス)のために定期的に来院されました。

 

歯科医院なので、虫歯や歯周病などの口腔疾患を考えることはもちろんですが、

私達は、この方達を生活習慣病を始めとする重大な病気にさせないようにしていかなければなりません。

  

病気にならないために、

健康を維持増進するために、

歯科医院を利用してもらう。

 

そのためにも歯科医院で未病をケアできること。

 

これからの予防歯科医療には欠かせない重要なことだと思います。

2017.01.30

治療が成功するかどうかを決める重要なこと

治療が成功するかどうかを決める最も重要な要素は何でしょうか?

 

もちろん、多くの要素が関わると思いますが、

 

私は、

 

歯科医師と患者さんとの関係性

 

が最も重要だと考えています。

 

当たり前だと思われるかもしれませんが、

歯科医師と患者さんとの関係性は、信頼に基づいている必要があります。

 

歯科医師と患者さんとの信頼に基づいた良好な関係性は、

時に私達の想像を超えた奇跡的な治療結果をもたらす場合があります。

 

この効果を、医療者は漠然と感じることはあるかと思いますが、

治療結果を左右する重要なことですので、

治療の知識や技術研鑽と同様に、

患者さんとの関係性について、勉強・研究していく必要があると思います。

 

どんなに治療技術が進歩したとしても、

どんなにデジタル化やロボット化が進んだとしても、

歯科医師と患者さんとの良好な関係性は、

良い結果を得るための根幹をなすものであり、

人間にしかできないものだと思います。

 

これからの歯科医療に必要なのは、

この普遍的で重要なことを深く真剣に考え、

それを自然にできる技量をもった歯科医師なのかもしれません。

2017.01.05

メールにてご相談下さい。

率直なご感想やご質問、

意思決定に関するお悩み等がありましたら、

メールにて頂けましたら嬉しく思います。

 

すぐにご返信できない場合もありますが、

真剣にお答えします。

 

お問い合わせはこちらです。

http://www.metal-allergy.jp/contact.html

内藤宛と分かるようにご記入下さい。

2017.01.05

今年も宜しくお願い申し上げます。

あけましておめでとうございます。

今年も宜しくお願い申し上げます。

 

昨年は、日記の更新回数が少なく、非常に反省しております。

 

今年は、以下の2点を変更し、気持ちを新たに頑張りたいと思います。

 

一つ目として、

日々の診療に関することや思考を深めたことなどを掲載すると同時に、

これまで歯科医療における患者意思決定支援サイトに掲載していた内容も合併させ、

新たな診療日記をスタートさせたいと思います。

 

二つ目として、

掲載内容に対するご質問や率直なご感想を頂けたら嬉しく思いますし、

意思決定に関するお悩みなども受け付けたいと思いますので、

メールでのお問い合わせ項目を付け足しました。

 

すぐに返信ができない場合もありますが、

真剣にお答えしたいと思いますのでぜひご活用して頂けたら嬉しく思います。

 

今後とも宜しくお願い申し上げますm(_ _)m

2016.10.10

虫歯診断の精度を上げる

先日、できるだけ削らない虫歯治療には、3つのことが必要だと書きました。

 

①削る前の虫歯のマネジメント(原因療法と再石灰化療法)

②削るか削らないかの適切な診断

③削る場合のミニマルインターベンション(最小限の侵襲)

 

できるだけ削らない虫歯治療を行う場合には、

②の診断が非常に重要で、難しくなると言えます。

 

削らずに経過を診ていたら、内側でかなり進行しているという場合があるからです。

 

虫歯として怪しいものはすぐに削る治療を行うというような場合よりも、虫歯の見逃しが多くなってしまうというジレンマがあります。

 

できるだけ削らない虫歯治療を行う場合には、このような進行虫歯の見逃しを避けなければなりません。

 

私達が目指す目的は、虫歯を削らないことではなく、私達の介入により、その歯をできるだけ良い状態で長持ちさせることです。

 

従って、削った方が良い場合には、的確に診断し、勇気を持って削る決断をしなければなりません。

 

しかし、その診断は非常に難しい場合がありますので、

私達は、いくつかその診断基準を持つようにしています。

 

その一つとして、当院ではデジタル画像診断器を用いています。

当院では、いくつか診断器の種類がありますが、

最近は、ケスラースカムという画像診断器を用いることが多くなっています。

 

これは、虫歯菌の産生するポルフィリンという物質を検出して虫歯の範囲という深さを画像と数値で検出してくれます。

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この歯を、ケスラースカムを使用すると次のようになります。

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数値が1.5以上の部位は、進行虫歯で、再石灰化は難しい部分だと考えられています。

 

従って、虫歯を削ることを選択することになります。

 

もちろん、これがすべてではありませんが、有益な情報となります。

 

また、患者さんにとっても、

なぜ削らなければならないかを視覚的に認識できるので、

分かりやすくて安心するという声を頂いています。

 

色が着いてるだけなのか、本当に除去しなければならない虫歯なのかを根拠を持って診断できます。

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このようなケスラースカムを用いることにより、虫歯診断の精度が上がりました。

 

『本当に歯を削らなければなりませんか?』

 

という患者さんの疑問に、明確に回答できるようになりました。

 

削る必要がある場合には、ミニマルインターベンションの概念の下、できるだけ削る量を減らした治療を行います。

 

当院では、このような進行虫歯に対しても、ドリルを使用せずに、痛みなく治療することができるようになりました。

 

その治療方法についてはまた後日ご紹介致します。

 

参考)

中垣歯科医院スマホサイト(削らない虫歯治療ページ)

http://www.n-dc.com/sp/cavity.html

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