当院は、国内外の学会や研究会、大学に所属し(日本歯周病学会認定 歯周病認定医・専門医、国際歯周内科研究会認定医、大阪歯科大学歯周病科非常勤講師、インディアナ大学客員講師)、様々な角度から歯周病治療への考え方を学んできました。
ただ、これまで多くの歯周病患者さんと接してきましたが、歯周病治療が成功する人とそうでない人には明らかな違いがあります。
その違いは歯周病治療が成功するために最も重要な要素です。
それは、患者さんご自身の絶対に治したいという思いです。
その上で、現状の問題点に気づき、治そうと決意することです。
私達にできることは、それをサポートすることです。
当院では、治療から再発防止のための継続的ケア(メインテナンス)に、8人の歯科衛生士が徹底的にサポートしていますのでご安心ください。
30代の8割は歯周病です。
40代の歯を抜く原因の9割は歯周病です。
逆に言えば歯周病さえ気を付ければ40代以上の方の歯を抜くことを9割防ぐことができるということになります。
しかし、まさに国民病とも言うべき歯周病は治療の重要性は認知されつつありますが治療の効果があまり出ていないのが現状です。
歯周病の原因は細菌(歯周病菌)ということが明確に解っているのに原因である細菌の除去が徹底的に行われておらず、歯周病が治らない、または再発を繰り返すケースが多いのが現状です。
細菌が固まって石灰化したものが歯石です。歯石になる前の細菌の塊である歯垢(プラーク)を徹底的に取り除くことが重要です。
原因である毒性の高い歯周病菌の除去をしないで行う歯石取りは歯周病が治らないだけでなく、かえって歯周病を悪化させ、歯周病菌を血管内へ侵入させ、細菌が血流に乗って全身を巡る菌血症となり血管と身体全身に大きなダメージを与えます。 (炎症のある歯肉は傷つきやすいので、歯石取りの際、歯肉が傷つき歯周病菌が血管内に流入して菌血症となります。)
原因除去のファーストステップである歯磨きをしていない人は殆どいません。
しかし、磨き残しが無い人も殆どいないです。
磨き残しが無いように歯ブラシ指導を受け頑張っていただくだけでもまだまだ良くなる伸びしろがあります。
さらに、安全に、効果的に高いレベルまで歯周病治療を行うには毒性の高い歯周病菌の感染の有無を調べ、感染していたら徹底的に除去していきます。
原因である細菌の徹底的除去
歯周病治療において免疫力向上は重要ですが多くは栄養・運動・休養をするようにという「言葉がけだけ」で終わっているのが現状です。
希望する患者さんに免疫力向上に対して安全に積極的に免疫力向上に働きかけます。
菌血症を起こさない安全な歯石とりとは?