2018.04.16
4月14日・15日は福岡で開催された国際歯周内科学研究会に参加してきました。
この研究会は歯周病治療において、従来からある外科的な手法だけでなく、薬を効果的に内服するなど内科的なアプローチを取り入れることで、患者さんに、より痛みなどの負担なく治療を受けてもらえて、高い確率で歯周病の改善させることを目指す研究会です。
今回の学会の中で、歯科治療は厚生労働省の指針からも従来の「キュアー(cure=治す)型医療」から「ケアー(care=保護する)型医療」に変わっていくという話がありました。従来は虫歯が出来て、痛くなってからそれを治しに歯医者に行って、削って詰めてもらって治すということが主でしたが、これからは歯のお手入れ(ケアー)や年齢を重ねても、摂食・嚥下の機能を維持、向上させる医療へ転換していくという意味です。
私は中学校の校医を長年務めていますが、ここ5年くらいは検診時に虫歯が減ってきていることを実感しますし、3歳児検診等も時々行いますが虫歯の子はほとんどいない状態です。
これは、お母さんの歯やお口に対する意識や関心度が高くなったことが大きいと思います。虫歯もお母さんに正しい知識が浸透することでずいぶん減らすことができました。同じように、歯を失うもう一つの大きな原因である歯周病も正しい知識と適切なケアをすることでなくしていけると思います。
中垣歯科医院でも予防や定期的なお手入れにはとても力を入れていますし、オゾン療法をはじめ患者さんに合わせた様々な最新治療も取り入れています。一番最近ではTメソッドというメンテナンスコースもはじまりました。自分のお口の状態を把握し、適切なケアをして人生100年と言われる今、いつまでも自分の口からおいしく食事をしたいですね。
私も食べることが大好きで、今回は福岡でおいしい活イカをいただき、初めて屋台にも行き、帰りの福岡空港では副院長の内藤先生ともつ鍋を食べたり、楽しいひと時でした。
2018.04.09
中垣歯科医院は、昨年の9月に医療法人化しました。
法人名は「医療法人OMSB(オーエムエスビー)」です。
医療法人というと、○○会というような名前が多いのですが、OMSBと名付けたのは開業当初から私の思いが詰まっています。
私は、学生時代に手術を勧められるほどの腰痛と、ひどい頭痛に悩んでいましたが、それが外科的な手術ではなく、噛み合わせ治療と、歯科金属の除去により劇的に改善した経験があります。
そのことをきっかけに、歯と全身は深く繋がっているという考えを大切にして、これまで治療を行なってきました。
日本では医科と歯科が別々に教育されることもあり、医師も歯のことを、歯科医も体のことを、もちろん学んではいるのですが、歯や口腔内の状態が全身に与える影響については、まだまだ知られていないことが多いと感じています。
中垣歯科医院では、世界的なスポーツトレーナーの鍼灸師:白石宏 先生や、併設の内科(漢方内科・心療内科)の みきこクリニックとも連携して、東洋医学や心のケアについても大切に考えています。
(白石先生は月に2-3日、当院での診療日がありますのでご興味のある方はお問合せ下さい)
そのようなことから、
ここ大阪の地で、常に歯と全身の関係を意識し、医科と歯科、東洋医学と西洋医学を垣根をこえて結び(むすび)最良の医療を提供したい
という思いを込めて名付けました。
O…OSAKA(大阪)
M…Mind(心)
S…Spirit(精神)
B…Body(身体)
2018.04.06
こんにちは。中垣歯科医院 院長の中垣です。
ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
4月になり、学校や会社などでも新しい出会いがあったり、新しい取り組みがスタートした方も多いのではないでしょうか。
私も今年度から新しい取り組みとして院長日記をスタートさせ、不定期にはなりますが、日々の様々な出来事や、お知らせなどをこちらに書いていければと思いますので、時々見ていただければ幸いです。
さて、みなさんお花見は楽しまれましたか?今年は例年より満開が早かったですね。
4月5日の木曜日は休診日でしたが、私は大阪歯科大学の非常勤講師の辞令交付式に参加するため、大阪樟葉にある大阪歯科大学に行ってきました。
非常勤講師は私が大阪歯科大学大学院を卒業後からなので、長いもので今年で24年目になります。
毎年この辞令式の頃に桜が満開を迎え、辞令式のあと他の非常勤講師の先生とお花見をするのが恒例なのですが、今年は既に満開を迎えて散り始めていたので残念でしたが、仲良くしていただいている先輩の先生方と、おいしい焼き鳥を食べて楽しい時間を過ごしました。
暖かい日が続いていると思ったら、翌日は急に肌寒い日になったりと気温も安定しない日が続いていますので、皆さまどうぞご自愛ください。
桜は1週間ほど前に自宅近くで撮りました。