歯の詰め物、アマルガム(約50%水銀)から患者さんの全身組織に猛毒の水銀が漏れ出しています。
さらに、アマルガムを除去する際に切削時の摩擦熱により発生する水銀蒸気の方がより危険で、歯科医師、スタッフ(歯科衛生士、歯科助手).患者さんの全員が高濃度の水銀蒸気に、曝されています。
安全に除去することが重要です。
まずは、このYou-tubeをご覧ください。
医院の建築段階からこだわった
安易に除去するのは危険
アマルガムはむし歯を治療したあとに詰める保険金属の一種で、健康保険の適用材料として国に認定されています。
1970年代にむし歯治療をした人に多く使用されていました。
正式名を「歯科用水銀アマルガム」といいます。
アマルガムは、50%の水銀を含む金属です。水銀が体に及ぼす問題がニュースなどでも大きく取り上げられていますが、それと同じ水銀があなたの口の中にも入っているかもしれません。
アマルガムの除去時、歯科用ドリルを用いた切削により発生する摩擦熱で、アマルガムに含有する水銀が気化して水銀蒸気が発生します。
アマルガム切削時に発生する切削片(固体)は勿論誤飲すると危険ですが、切削時のドリルの摩擦熱で発生する水銀蒸気(気体)の方が吸引するとはるかに危険です。
安全な対策をしない安易なアマルガム除去は、水銀蒸気を院内(隣の診療台、受付、待合室など)に拡散させ院内を汚染し、患者さんとスタッフが水銀蒸気を被爆します。
さらに、飛び散ったアマルガムの削片から気化する水銀蒸気により、患者さんやスタッフが慢性的に被爆し続ける危険があります。
中垣歯科医院は建築段階から徹底的にこだわった安全対策をしています。
IAOMT(国際口腔医学毒物学会)は1984年に設立された、歯科医師および医師を中心とする団体で、安全な歯科治療を推奨する教育プログラムを運営しています。
IAOMT(国際口腔医学毒物学会)公式プロトコール
IAOMT アマルガム除去セミナーのホームページを読むと、世界基準の安全なアマルガム除去についてさらに詳しく知ることができます。
恐ろしい毒性歯科金属
アマルガムはスウェーデンやデンマークやイギリスでは使用禁止となっています。アマルガム中の水銀は血液中の赤血球の中のヘモグロビン(酸素を運ぶ役目)と結びつきやすく、そのためヘモグロビンは酸素を運ぶことができなくなり、身体は慢性的に酸素不足となり慢性疲労や様々な症状が出てきます。
アマルガム(歯の詰め物:50%水銀)という歯科材料を歯科材料屋さんから購入した時に、付いてくるアマルガムの取り扱い説明書には
などと、とても口腔内に用いる歯科材料とは思えない怖い注意事項が書いてあります。
※画像をタップすると拡大してご覧頂けます。
アマルガムや身体に合わない他の歯科金属や樹脂を除去すると身体の症状が良くなる可能性があります。
世界基準の万全の設備
口腔内にアマルガムが存在する場合、直ちに安全に除去することをお勧めします。
アマルガムが口腔内に存在しなくても、過去にアマルガムが口腔内に存在しており安全に除去できていなければ水銀が体内に蓄積している可能性があります。
アマルガム除去時に発生した水銀蒸気を個室内に留め、水銀蒸気の院内への拡散を防ぎ、開閉式換気窓で換気をします。
もし、他の診療台や待合室、受付など院内に水銀蒸気が拡散されてしまうと、安全対策を行っていない患者さんやスタッフが水銀蒸気により被爆してしまいます。
また、飛び散った切削片が院内に残っていると、患者さんやスタッフが慢性的に被爆し続ける危険があります。
個室で行うことで拡散を防ぎ、清掃も取り残しのないよう徹底的に行うことができます。
屋内に向いた排気口はせっかく吸引した水銀蒸気(気体)がまた院内に戻って危険です。
ラバーダムシート