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正しい食生活が予防の基本

予防の基本は生活習慣です。中でも食生活は非常に重要です。

歯科 虫歯になる図歯医者任せで予防の為にクリーニングやフッ素を歯に塗ってもらうために通院するのではなく、予防の主役はあなたです。

歯医者や衛生士は予防をサポートする脇役なのです。

生活習慣、特に食生活が乱れているといくら歯医者に予防に通院しても効果が出ません。

歯を守るのはあなた(あるいはお母さん)です。

本来、口の中はほぼ中性(正確には弱酸性)ですが、食事をした直後から、糖が細菌によって分解され、口の中が酸性に傾きます。

そのあと、唾液の緩衝作用によって中和されて、中性へと戻っていきます。一日三回食事をすると3回酸性に傾くので、歯は3回虫歯の危険にさらされます。

3回の食事の間に間食をとると、その度に酸性に傾くので虫歯になる危険性がさらに増えます。特に寝る前に食べ物をとると、寝ている間は唾液が出にくいため中性に戻りにくくなり、虫歯の危険度はいっそう大きくなります。

虫歯は食べ物の量ではなく回数に左右されます。

むし歯のできかた小さい子供のお母さんが「今日はこれだけにしておきなさい」と「量」で制限しているのを見かけますが、「量」よりも「回数」が問題なのです。

コップ一杯分のジュースを何回にも分けて少しずつ飲むより、1リットルのペットボトルを一気飲みした方が歯には安全なのです(もちろん、体に対する害は別ですが…)。

食べ物の糖分が強いほど酸性に強く傾きます。その分中和にかかる時間も長くなるので、虫歯になる危険度が高くなります。

反対に、糖分が少ないと早く中和されるので、虫歯になる危険度が低くなります。

ペーハー変化子供にとっても大人にとってもおやつは一日の楽しみですが、甘い物だけがおやつではありません。

するめ、昆布などもおやつです。

こういったおやつは、咬む力を鍛え、唾液の分泌も促進されます。

 

 

 

食事とpH(ペーハー)の関係

食事をとるたびに、口腔内は数分で酸性になり(pHが低くなる),歯の表面の成分(カルシウム・リン)が溶かされはじめます(脱灰)。

40分くらい時間がたつと、pHは高くなり、溶かされた歯の成分はもとにもどされます(再石灰化)

口腔内pHの変動パターン:朝食、昼食、夕食を定期的に取っていると、唾液の力で酸は中和され、歯の表面は再石灰化されます。
口腔内pHの変動パターン:夜、寝る前に飲食すると、睡眠中は唾液の分泌量が著しく低下するため、酸にさらされる状態が非常に長くなります。
口腔内pHの変動パターン:食事の間に、おやつや夜食など頻繁に飲食すると、口腔内の酸性状態が非常に長くなり、脱灰が連続することになります。
口腔内pHの変動パターン:唾液の量や質が劣っていて、酸を中和する能力(唾液緩衝能)が低い人の場合、飲食後、中性に戻るのが遅く、賛成状態が長くなります

脳の90%は6歳までに完成すると言われています

甘いおやつの味を覚えて間食として甘い物ばかりをとると、食事の時間にきちんとおいしく食事がとれなくなります。

すると栄養が脳に届きにくくなります。

幼児期にたまねぎや、人参などの自然のほのかな甘みをおぼえ、自然の味を通してきちんとした味覚を育てるべきです。

いつかは必ず甘い物を覚えるのですから、生まれた時からなるべく砂糖を遠ざけて、甘い物好きに育てないようにしてください。(特に、白砂糖は体に有害です。)

正しい食生活を行っていると、食事の時間にお腹が空き、美味しく食事がとれるようになり、栄養が脳に行き渡ります。

最近の食べ物はハンバーガーや麺類など柔らかいものが多いですが、歯ごたえのあるものを食べてしっかりと顎を鍛え、咬む事によって脳に刺激を与えて発育を促してください。

現在問題となっている生活習慣病は、食と大きく関連しています。

塩分や糖分の取りすぎは高血圧や糖尿病と関連していますし、今話題のメタボリックシンドロームは、過食によって引き起こされます。

いざ生活習慣病になってから食事を直そうとしても、食事や嗜好は習慣のものなので、大人になって直そうとすると苦痛が伴います。

生まれた時からの食生活を大人になっても引きずっていくのです。

お母さんはなるべく甘い食べ物を子供にあげないようにして(甘い物を知るのが遅ければ遅いほど、甘い物好きにはなりません)、濃い味を避けて薄味で、規則正しい食生活を心がけて正しい味覚で育ててあげてください。

そして、現代人は咬む事が少なくなっているので、しっかり咬む事を教えてあげてください。

2種類の予防

私の分類ですが、予防には2種類あると思います。
歯医者さんに頼る予防とお母さんががんばる自然な予防です。

  • 歯医者さんに頼る予防
    現代社会には、「どこか悪くなったら薬に頼ればいい」という傾向があり、「フッ素、フッ素」とフッ素を妄信している人もいます。
    また、虫歯になって穴があいたらすぐに削って詰め物をすればいい、今はまだ乳歯でいずれ永久歯に生え変わるから、虫歯になっても大丈夫、と思っている親御さんも大勢います。
    歯医者さんに頼る予防とは、食生活が乱れていても、歯みがきがおろそかでも、歯医者さんに通えば大丈夫と思っている予防です。
  • お母さんががんばる自然な予防
    正しい食生活と正しい歯みがき、そして定期的な歯科医院でのチェックとクリーニングという自然な予防をするのが、お母さんががんばる自然な予防です。

    私は、乳歯は永久歯の予行演習と考えています。人の長い一生で、永久歯をいかに守れるかが問題なのです。乳歯が虫歯にならなくても、永久歯で虫歯になっては元も子もありません。お母さんの中には、乳歯が虫歯になると大慌てで削って詰め物をして、ホッとする方がいます。虫歯になったのには原因があり、その原因を突き止めることが大切なのです。

    正しい食生活の中でしっかりと歯を磨いて予防していく予防、乳歯を予行演習と考えて今の生活習慣を見直して、自然な形で予防する方法です。私はこの「お母さんががんばる自然な予防」をすすめています。

    正しい食生活と歯ブラシ習慣で虫歯にならなければ、食生活と歯ブラシは正しかったことになります。ただし乳歯で虫歯になってしまったということは、どこかに問題があったということです。たいていは食生活に問題がある場合が多いのです。小さな虫歯ができても慌ててすぐ削って詰めるのではなく、その虫歯をバロメーターに食生活を見直し、いかにその小さな虫歯を進行させないかが大切です。

    小さな虫歯が大きくならなければ、その生活習慣は正しかったことになり、永久歯が安全な状態で生えてきます。虫歯が進行すれば食生活や歯磨きに問題があることになります。虫歯は口腔内の状態がよければ、再石灰化してそれ以上進行しません。乱れた食生活を改めず、乳歯の虫歯を削って虫歯が無くなったと安心するのは要注意です。

    お母さんの目の届く間はお子さんの虫歯を防げるかもしれません、しかし、小学校高学年、中、高、と学年が上がり、お母さんの目を離れる時に一気に虫歯ができてくるのです。正しい食生活を築き上げていく予防を習慣づけておけば、お母さんの目が届かなくなる日が来たとしても、その子の人生にとって大きな失敗はないでしょう。

予防歯科


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歯科医院情報
院長紹介

院長 中垣 直毅
昭和38年7月26日生

院長紹介

歯科医師・歯学博士
日本歯周病学会認定医・専門医
日本顎咬合学会認定医
大阪歯科大学講師

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